vostro 230にScientificLinuxをインストールしてネットワークを有効にするまでのメモ

Scientific Linux(以下SL)のインストール

  • ミラーサイト
  • 【重要】Development Desktopを選んでさっくりインストール。
  • 【重要】インストールディスクにNICドライバが組み込まれていないのでネットインストール(SL-60-x86_64-2011-03-03-boot.iso)は使えない。
  • 普通のDesktop環境だとgccなどのビルド環境が組み込まれないので注意(後からインストール使用にもネットワークが使えない上、CentOSと違いyumのローカルCD-ROMレポジトリが設定されていないのでめんどくさい)。

Broadcom 57xxドライバソースの取得

  • この辺からLinux用ソースを拾ってきて適当な場所に展開する(ドライババージョンは3.116j)。
  • 展開すると Server/Linux/Driver というディレクトリの下に tg3-3.116j-1.src.rpm というrpmパッケージがあるので更に展開する。

$> rpm -ivh tg3-3.116j-1.src.rpm

  • ユーザーhomeに rpmbuild というディレクトリが作成され、ビルド環境が用意される。
  • rpmbuildディレクトリをカレントディレクトリに設定する。
  • ドライバソースファイル一式をrpmインストールパッケージ形式にビルドする。

$> rpmbuild -bb SPECS/tg3.spec

  • できたrpmパッケージをインストール(管理者権限で)

$> rpm -ivh RPMS/<アーキテクチャ>/tg3-****.rpm

  • rebootしたらdmesg等でNICがeth0で認識されているはず。

ネットワークの起動

  • 以下のファイルがなかったので新たに作成して適宜設定
    • /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
    • /etc/sysconfig/network
  • ネットワークの起動

$> /etc/rc.d/init.d/network restart

virbr0って何?

    • KVM(仮想化ソフト)の仮想ネットワークブリッジI/F。
    • [システムツール]=>[仮想マシンマネージャ]で設定画面が出てくるので、仮想マシンを自動的に起動するオプションをOFFにしておけばvirbr0は起動しない。